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2008年8月14日 (木)

ビクトリア湖

Img_0986 Img_0069_2  任地ムワンザに入ってから、1年半ほど。振り返ってみると、ビクトリア湖に関する記事をほとんど書いてなかった・・・ので、今回はビクトリア湖特集(て大げさ)。

 ビクトリア湖はアフリカ大陸最大の湖でタンザニア、ケニア、ウガンダに囲まれています。またエジプト文明を育んだナイル川の水源であり…というようなデータ的な話は、御前の電子機器箱でもって調べていただく方がよろしいでしょう。というわけで割愛。
 ちなみに我々隊員は事務所から「湖には住血吸虫(御前の箱…以下略)がいるので入らないこと!!!!」と強く言われています。ので、泳いだりとかは論外なわけですね。あと水は汚いです。これは水深が浅いのとムワンザという大きい町の湖岸だからなのかもしれないけど、まあ、近寄るとがっかりします。湖は遠くにありて眺めるもの、てか。

 まずは湖岸の風景数点。風光明媚、って感じでしょ。夕陽がきれいなんです。

 この岩はBismarck Rockと呼ばれるムワンザのシンボル。

 ビクトリア湖はあまりに大きいので、ある意味「海」と同じ役割を果たしています。湖岸の各港町、また島へ行くフェリーが色々と出ています。

 紅茶の「CHAI BORA」(お茶のメーカー)の看板後ろにある大きな屋根は魚市場で、日本の援助で建てられたモノです。Img_1088

 これは牛乳売りの人たちが一仕事終わって、ミルク缶を湖で洗っているところ。これを見て、ミルク売りから牛乳を買う勇気が消えた……普段は粉ミルクかロングライフ、隣の家の牛から絞りたてをいただくことにしてます…。Img_1213  またビクトリア湖は近所に住む人の洗濯場であり風呂場でもあります。洗濯物が草の上で干されています。まことにビクトリア湖は人々の生活に欠かせないのですねえ……。

 ところで聞いた話なのでどこまで確かなのか解らないけど、このビクトリア湖の土手っ腹(?)に穴あけて、パイプ通して水不足の内陸の街に水を供給する、という話があるとかかんとか。中国が出してたプランらしいけど、どうなんでしょう。
 よく外来種のナイルパーチ(マクドナルドのフィレオフィッシュの材料)による生態系の破壊問題が言われるようですが、この水道プランが実現したら、魚のバランスどころじゃない気もするんですが……「ダーウィンの箱庭」と言われるビクトリア湖、湖岸の人々の生活の場である湖を破壊しないで欲しいと思う今日この頃です。

2008年4月 5日 (土)

自家製酒

 隣の家の中庭で、なんか、ドスンドスンという音と、女性達の歌声が聞こえてくる…というわけで、ちょっとお邪魔したら、皆さん、臼と杵(ちなみに、スワヒリ語ではこのワンセットをkinuて言うのです。不思議な一致!?)でお仕事中。何作ってるのか聞くと「米の酒」できあがりは白くにごったお酒になるとか…うーん、それは、いわゆる「どぶろく」ってやつでしょうか。3月4月ごろ、いつも作るのだそうです。 ちなみに、タンザニア南西部のイリンガという街にはタケノコから作った酒があったり(これはなんか、シュワっとしてました。値段は水より安い…)、海岸地方には椰子酒。みんな好きなんだなあ…

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2008年2月28日 (木)

キリマンジャロ登山記 その6

 いよいよ最終日。ホロンボハットから、一気にゲート、そしてモシの街まで戻ります。高山病にはならなかったけど、普段、特に運動などしていないのがたたって、かなり足腰は疲れてきてました。しかしがんばって歩かないと「おうちに帰れない(笑)」。足の裏が痛い…膝が痛い…とひそかに涙ぐみつつ下山トレッキング。下り坂ってしんどいなあ。(ちなみに後でみたら、右小指が靴擦れしてしまってました。それで余計痛かったらしい)でも、歩くほどに高度は下がるので、呼吸はどんどん楽になってきます。
砂漠が終わり、草原を抜け、森に入り…ゲート到着!ゴール!!
 事務所で登頂証明書をもらい、ポーターやガイド達にチップを渡し、記念撮影などして、旅行会社の迎えの車で、街へ。
 とりあえず!シャワーしてすっきり!(6日間、風呂無しだったもので…)して、仲間とレストランに行ってキリマンジャロビールで乾杯!!いやー、普段ビールは飲まないんだけど、こういう時って、どうしてものすごく美味しく感じるんだろう……
 しかし、このビール、えらくはやくまわってしまい、かなり素早くベロベロ状態になってしまった私…「…低山病だね…」ということで、オチがついてしまったのでした。

2008年2月27日 (水)

キリマンジャロ登山記 その5

 これまでは毎朝8時頃出発、午後3時前後に目的地到着、という行程でしたが、この最終アタックは夜中12時出発。寒い。Tシャツ3枚に加え、ダウンジャケット2枚、その上にスキーウエアといった格好。靴下も3枚重ねました。明るい半月があがっていたので、真っ暗闇、ではありませんが、ヘッドライトを点けて出発です。まず目指すは、ギルマンズ・ポイント=高度5685m。登り始めた足下は崩れやすい砂礫。薄い酸素ですぐに息が上がってしまいます。
 出発時、頭上にオリオン座が輝き(キリマンジャロはかなり赤道直下に位置するのでオリオン座は真上になります)、すでにキボ峰の向こうに沈みかけていました。右手に北斗七星、左手に南十字星が輝くのを見ながら、オリオンを追うように登頂開始。酸素の薄さ、苦しさ何度も立ち止まり、わずかな休憩をしながら、登っていきます。中程まできたかな、という時、後ろを振り返ると、マウェンジ峰が月明かりの中に黒々と大きく陰を映し、その上に蠍座があがり、アンタレスが輝いていました。オリオンはすでにサソリから逃げてキボ峰の向こうへ隠れています。何度も何度も立ち止まって大きく息を吸い込み、少しずつ少しずつ登っていきます。
 そして、岩だらけの足下になり、よじ登ると…そこはギルマンズポイント。午前6時「登頂成功!!」
 ギルマンズポイントから東のマウェンジ峰を見ると、夜が明けかけていました。空は夜の闇の色から群青、そして暁の光の色へのグラデーション……太陽が、昇ると夜の暗さが一気に晴れて、真っ青な空が。Img_2007
 そして、氷河の風景の中、アフリカ大陸最高点、ウフル・ピーク目指して再度出発!!
 ところで、我々チーム・ワゼーは3人でスタートしたのですが、1人はアタック開始早々に高山病のため、脱落(と思ったら、実は時間はかかったモノのギルマンズ・ポイントまで到達!してました!)、もう一人は登ってる途中でどんどん高山病症状がひどくなってきてました。で、私はというと…高山病症状無し、状態。ギルマンズ・ポイントで記念にとジャンプ写真。上手くとれるまで連続4回。
 と、そんなわけで、ガイドウフルピークに行くのに少し難色を示したのですが、ガッツ(死語)で行くことに。赤道直下の銀色の遙かな道を歩いていきます。氷河ってきれいですねえ…万年雪が押しつぶされて、とてもきれいな碧い色の氷になって輝いていました。Img_2031
 そうして歩いていると…ウフルピーク、標高5895メートルに到達!完全登頂達成です。やった!
 ……と、「登頂」まではテンション上げ上げで言い訳ですが、帰り道。これがつらかった…登ってくるときも崩れやすい砂礫で、何度かヒヤリとしたのですが、帰りはもう…砂礫にずぶずぶ沈む感じで歩いて?降ります。何度も滑ってこけました。全身砂埃だらけ。足下に力を入れるのが難しくて…帰りは登りよりも果てしなく感じました。昼12時過ぎ、キボハットに戻って、少しだけ休憩。今日中に高度3700Mのホロンボハットまで一気に戻ります。うーむ。夜中12時に出発してからずっと歩きっぱなし…しかし、もう一がんばり。
 疲れた足腰にむち打って、砂漠の風景に少々心を疲れさせられながら、下山開始。だんだん、風景に草木が戻ってきて、夕方6時頃、ホロンボハット到着。

2008年2月26日 (火)

キリマンジャロ登山記 その4

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 いよいよ「キボ・ハット」=高度4700メートル目指して出発。キリマンジャロは3つの峰がありまして「アフリカ大陸最高峰」はこの「キボ峰」になります。よく写真で「キリマンジャロ山」と紹介されてるのが、このキボ峰です。
 2日間いたホロンボを出発して、結構ダラダラとした、でも長い道をポレポレ歩きます。こっからは「動くと酸欠」状態になりがち。呼吸にも気を遣いながら、黙々と。風景はどんどん「荒れ地」化していきます。途中「Last Water」の看板。ここから先は、自然の水場はない…つまり、砂漠地帯です。草木も生えぬ、鳥も通わぬ土地…と言いたいけど。草木は生えずとも、カラスは通うのでありました。恐るべし、カラス。だいたい、鳥が飛ぶ、っていうのはすごく筋肉を使うんちゃうのかと。筋肉つかうと酸素がいるんちゃうんかと。この高さでそんなコトして、高山病にならへんのかと。野生は強い……
 この高さになると、少し曇るとすぐに冷えます。薄い酸素と山の天気の気まぐれさ、殺風景な砂漠に少々疲れて、午後3時頃、キボハットに到着。休憩して、夕ご飯食べて、仮眠して…夜中12時、出発です。

2008年2月25日 (月)

キリマンジャロ登山記 その3

 チーム・ワゼーは「高度順応」のため、ホロンボハットで1日足踏みです。キリマンジャロ登山マラングルートは高度順応をしない5日間コースがポピュラーですが、日程に余裕があるとか、高度に自信がないとかの場合は、我々のように足踏みする人も少なくありません。
 で、本日は「ゼブラ・ロック」へハイキング。高度4000メートルまでちょっと行って、戻ってきます。果たして高山病になってしまわないかどきどき……
 高山病症状は、要するに「酸欠」症状なワケで、頭が痛くなったり、吐き気がしたり、となってしまい、非常に元気がなくなります。ひどいと幻覚見たりすることもあるとか…。そしてまた、時折、これで命を落としてしまう人もいます。そのため、ガイドは常に「ゆっくり歩け」とアドバイス。とにかく、体に無茶な負担をかけないように「polepole」歩くことが肝心。
 というわけで、恐ろしい高山病に対抗するため、ゼブラロック目指してポレポレとハイキング。
 キリマジャロは火山です(麓の街にMoshiてとこがありまして(私たちの出発地点でもあります)、このMoshiっていうのはスワヒリ語で「煙」の意味)。で、そのためか、岩石中にいろんな成分が溶けているのか、大きな岩に白黒の筋が長い風雨によって描き出されています。それがゼブラロック。草原のシマウマを思い出しながら、まだ遙か先…とはいえ、2日後には目指す山頂部を眺めながら、また薄い空気に慣れながら、ハイキング終了。Img_1977
 夕方、後発隊の「チーム・若いモン」4人が到着。「空気薄くなってきたねえ…」と話しながら、翌日の登山再開に備え、またもボルタレンを塗って眠る私たちであった……。この夜は酸欠で目が覚めたりせず、熟睡。
 ところで。このホロンボハットに2日間いて、2つの日本人団体さんにお会いしました。一つ目は「登頂して戻ってきた」方々で、チーム平均64歳。もう一つは我々同様、これから登頂のグループです。聞かなかったけど、平均年齢は60代半ばでしょう。この方々が、めちゃくちゃ元気&歩きが達者でした…日頃の鍛錬の違いか…少なくともこの2グループは、ボルタレンやらサロンパスは塗らずに行程を終えられたと思います。

2008年2月24日 (日)

キリマンジャロ登山 その2

 本日の目的地はホロンボ・ハット。Img_1952 出発から1時間ほどは、まだ森の中だったけど、いつしか風景から、高い木々は減って行き、葉の細い灌木や地にしがみつくような草花が増えてきます。だけどそんな風景の中に時々、にょっきりでかいサボテンみたいなのが立っている・・セロネラ、って植物です。Img_1956 小川など水の近くに立っています。正真正銘キリマンジャロの水の流れで手を洗ってみたら、つめたーい!飲めそうでした(さすがに飲まなかったけど)。ちなみに今回我々が持参している飲料水は六甲の美味しい水ならぬ「KIRIMANJARO」ブランド。
 歩くにつれ、だんだん緑が少なく殺風景になってくる道を約7時間。途中、下山してくる人とすれ違い「Jambo!」「Good Luck!」と声かけあったり。さらにポーター達がどんどん私たちを追い抜いていきます。でかい重い荷物を持って平然とあがっていく彼ら……すごい肉体能力だ…。
 そして高度3700メートル、ホロンボハットに到着!まだ午後3時あちこちでしたが、結構寒くなってきていました。初日はTシャツ1枚で歩いていたけど、ぼちぼち防寒具の登場て感じです。特に止まると冷える。風が冷たい。また高度も高くなっているので空気(の酸素濃度)も薄く、動くと息が上がりやすくなってきました。この夜、またボルタレンを塗り塗りしてから寝たのですが、夜中に頭痛で目が覚めました。寝ることで呼吸が浅くなり、酸素取り入れ量が減った、高山病症状のためです。深呼吸を何度もして、頭痛を何とか納め、また眠りに。
 翌朝、水たまりが凍っていました。夜中は氷点下だったんですねえ。

2008年2月23日 (土)

キリマンジャロ登山記 その1

 さてさて。2月23日朝、旅行代理店によって登山靴だのスティック(スキーのストックみたいなもんで、杖代わりに使います)だの防寒具だのの装備をレンタルし、登山費用を支払いして、いざ出発。天気晴朗。
 キリマンジャロ登山にはいくつかルートがありまして、今回私たち「チーム・ワゼー(Wazee:スワヒリ語で、年寄り達って意味。3人とも35歳以上だったモンで)」はもっともポピュラーな「マラング・ルート」で登頂です。旅行会社のバスでガイド達とともに「マラング・ゲート」に到着。いよいよ入山。初日の終点(宿泊ロッジ)の「マンダラ・ハット」目指してトレッキング開始。鳥や動物の鳴き声のする森の中をてくてく。すると時々、木の枝を持った子どもたちが出現。何をしてるかというと「5000シリングくれたら、写真撮って良いよ」。木の枝の先には、小さいカメレオンが。うーむ。こういう子供の集団に3回くらい会いました。
 適当にあしらいつつ、標高2700メートルのマンダラハットへは夕方到着。すでに低い雲の上に立っていて、眼下には夕陽に薄赤くそまった雲海が広がっていました。日が暮れるに従ってどんどん冷えてくるのを感じながら、その晩はとっとと就寝。ですが、その前に「チーム・ワゼー」は「ボルタレンゲル」をせっせとすり込んだのでした。普段運動してないので、翌日の筋肉痛がコワイ。
 翌日は、いよいよ富士山と同じくらいの高さ目指して出発。高山病も気になってくるところです。

2008年2月22日 (金)

キリマンジャロの埃

 行ってきました、アフリカ大陸最高峰。その頂上はウフルピークと呼ばれ、海抜5895メートル。2月23日~28日のポレポレ6日間コース(高度順応のため1日とっています。コレをしない場合、5日間で登るのが標準)というわけで、帰ってきたばかりなので、詳しいことや写真はまた後日アップします。とりあえず、ご報告まで。

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 ラッキーなことに私は高山病にならず、元気にギルマンズピーク(5685m)で朝日を見て、氷河に囲まれたウフルピークで記念撮影してきました。
 しかし高度5895mは恐ろしいですね…気圧のせいで(たぶん)顔がパンパンにふくらんでます。4000m超えると草木も生えず、という砂漠状態ですが、カラスは元気に飛んでました…下のよりでかいし…
 帰り道の砂埃で鼻と喉を少しやられましたが、怪我もなく元気に帰って来れて、ほぼ100点満点の初登山でした。
 ではまた来週~再来週あたり。

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2008年2月14日 (木)

また食い気の話

 ま、食べ物は生活の重要なファクターです。はい。

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 「Uji(ウジ)」というものがあります。写真でコップに入っているモノ(その奥は茹でサツマイモ)。ポリッジ(お粥というか)のことで、穀物の粉を湯で練ったもの。日本の葛湯の濃いモノって感じかな。こちらでは軽食扱いで朝食にしたりされています。ストリートカフェ(家の前で椅子と火鉢を出して売っている)でも食べれます。1杯200シリングくらい。作る人によって味がだいぶ違い、この人のは美味しいが、あの人のはイマイチ、だったり。大概、熱々で飲むので、風邪気味のときはほっとします。

 粉はミックス粉も売っています。「Uji wa ulezi」ってのはキビの一種の赤い穀物が入ってます。どうもこれが標準らしい。プチプチというかざらざらした食感です。たまに道でこのウレジを干してるのを見かけます。道路の真ん中で。 その他、大豆粉も入っていたり家庭や好みでちょっとずつ違うようです。ちなみにこちらでも健康食品としてsoyaは人気。タンザニアも糖尿病が深刻らしい…

 んで、作り方。

1,湯を沸騰させる。

2,別の鍋にウジの粉を入れ、少しだけ水を入れて溶いて練る。

3,2にわかしておいた湯を、柔らかくなるまで混ぜる。4,3を火にかけて沸騰させ、牛乳とマーガリンと砂糖を入れる。 注意点としては、ダマにならないように、てとこでしょうか。ちなみにマーガリンと砂糖は「少々」とのことですが、かなり入っているようで、結構腹持ちが良いです。

 こないだストリートで食べたウジは、ちょっとスパイシー。「何が入ってるの?」と聞くと「黒こしょう」との答え。美味しかったです。

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